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蕩けるようなキスをして
第27章 約束
こんな想いを、彼女も共有してくれたら。
こんな想いを、彼女にも抱(いだ)いてもらえたら。
どんなにか、いいだろう。
自分じゃ、やっぱり、役不足か。
自分じゃ、やっぱり、不釣合いか。
不安は、何度も巡る。
不安だけは、後から後から、いくらでも。
自信は、ない。
自信なんて、これっぽっちも。
自己嫌悪に陥る陸の顔が、憂いを帯びる。
いつでも。
そんな彼の暗い心に光を差すのは、彼女の、声-。
「…楽しかったよ。言ってるじゃん?」
まだ火照ったままの頬で。
それでも。
こんな想いを、彼女にも抱(いだ)いてもらえたら。
どんなにか、いいだろう。
自分じゃ、やっぱり、役不足か。
自分じゃ、やっぱり、不釣合いか。
不安は、何度も巡る。
不安だけは、後から後から、いくらでも。
自信は、ない。
自信なんて、これっぽっちも。
自己嫌悪に陥る陸の顔が、憂いを帯びる。
いつでも。
そんな彼の暗い心に光を差すのは、彼女の、声-。
「…楽しかったよ。言ってるじゃん?」
まだ火照ったままの頬で。
それでも。

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