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蕩けるようなキスをして
第26章 彼の隣り
驚いたかのような彼の表情。
けれどそれは、一瞬の事。
すぐに、蕩けそうな笑みへと変化した。
落栗色の波打つ髪に、陸は左手を持っていった-その横顔は、この上なく、嬉しそうだった。
今日の、この短い間に、すっかり覚えてしまった。
照れ隠しの、彼の、癖。
繋いだ手に。
絡んだ手に。
陸は確かに、力を籠めた。
ずっと、握っていたかったけれど、食事中は流石に無理で。
散々躊躇しながら、さっきは手を解(ほど)いた。
また、触らせてくれる?-激しい不安の中。
だから。
会計を済ませた後(のち)、彼女の意見なんか聞かず、速攻でその細い手をまた求めた。
また、絡めた。
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