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蕩けるようなキスをして
第24章 誰のことも
穏やかに、陸は彼女に顔を向けた。
「陸は、私と一緒に出掛けたいって気持ち…まだ、変わらずに持ってくれてるの?」
華夜子の、遠慮がちな、問い。
何、それ-なんの愚問だと、陸の口角が上がる。
「…陸は私を好きだと言ってくれるけど。私は正直まだそこまでの気持ちでは、陸と向き合えなくて-」
-そんな私でいいの。
-そんな私でもいいの。
沈む彼女の姿に、陸は言い放った。
「知り合いとも言い難い微妙な関係から、多分今日、知り合い以上にはなれたと思うから。そこは自惚れてるから。だから、今は、それで十分だ」
計算し尽されたかのように整った彼の横顔が、微笑んだ。
その優しさに、華夜子の憂いは瞬時に消えてなくなる。
ご飯は何を食べよう。
その後(あと)はどこに行こう。
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