この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第24章 誰のことも
「陸」
桃色の唇が、彼を呼んだ。
楽しい、嬉しい-そんな感情とはかけ離れた、真剣な目。
「華夜…?」
そんな眼差しを受け、陸は一気に不安に襲われる。
繋いだ手を、もう離して欲しい-そう、言われる?
これはある意味想定内だから、もしも乞われたら、離す心の用意は出来ているけれど。
本当は、今日一日、握っていたいけれど。
それとも。
やっぱり行くのを止める-そう、言われる?
正直、これはかなり堪える。
まだ最初から、行かない-そう、言われた方が。
『行きたい』の後の『行かない』は、かなり、きつい…。
激しく乱れ始めた自らの心を見破られぬよう、陸は努めて冷静に彼女を見返す。
穏やかな笑みを浮かべさえして。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ