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蕩けるようなキスをして
第20章 指輪の跡
絞り出すような彼女の声に、落栗色の柔らかな髪が空気を含み、動いた。
ありったけの勇気を出して、華夜子は告げた。
「…私、行きたい。一緒に、行きたい」
驚きに見開かれた陸の双眸が、華夜子に向けられる。
行きたいって-どこに。
一緒にって-誰と。
「ご飯に行きたい。陸と…行きたい」
縋るように見られる。
思いがけない展開に、陸は咄嗟に言葉が出ない。

『俺なんか足元にも及ばない程、かっこいい男がいるんだと』
『俺なんか入り込む隙などないんだと』

もっと早くに言ってくれたら、こんなに好きにならなかった?
もっと早くに言ってくれても、こんなに好きは絶対、変わらなかった-。





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