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蕩けるようなキスをして
第15章 誘う
先程のベンチへ座り、握り締めていたスマートフォンでメールを作成し始める。
たかが、文字の羅列。
それがどうして難しい。
軽過ぎず、重過ぎず-ふざけてるなんて、思われないように。
誤字脱字なんてもっての外。
それが彼女と交わす初めてのメールだとしたら、尚更。
完成しては読み返し、書き直し、その繰り返し。
時間を費やした割には、結局、なんて事のない、内容。
『メールありがとう。
凄く、嬉しかった。
夏休み、会えないかな?』
自分の気持ちはうっかりもう、喋ってしまっているから、断られるか。
友達として-そもそも友達でもないし、それも無理?
何より。
彼氏がいるなら、やっぱ難しいかな-。
たかが、文字の羅列。
それがどうして難しい。
軽過ぎず、重過ぎず-ふざけてるなんて、思われないように。
誤字脱字なんてもっての外。
それが彼女と交わす初めてのメールだとしたら、尚更。
完成しては読み返し、書き直し、その繰り返し。
時間を費やした割には、結局、なんて事のない、内容。
『メールありがとう。
凄く、嬉しかった。
夏休み、会えないかな?』
自分の気持ちはうっかりもう、喋ってしまっているから、断られるか。
友達として-そもそも友達でもないし、それも無理?
何より。
彼氏がいるなら、やっぱ難しいかな-。

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