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蕩けるようなキスをして
第70章 覚悟と約束
「御堂さんが本気なら、僕も本気になる。本気で御堂さんを守りたい」
-その覚悟はある?
高階先生の双眸に浮かぶ、強い決意の光は-本物だった。
「ついて来る?」
私を愛おしげに見詰め。
この間と全く同じ質問を、先生は私にぶつけてきた。
「僕について来る?御堂さん」
優しく笑って、高階先生は言った。
「…はい」
私は潤んだ瞳を向けたが、涙で滲んでしまって、先生をはっきりと見る事が出来なかった。
「先生となら、どこへだって-」
囁いた唇に、先生は自らのそれを重ねてきた。
二度目のキスは-永遠を思わせる程に深く、長く、いつもまでも続いた。








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