この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第70章 覚悟と約束
そして。
高階先生は、今日何度目かの『ごめんね』を呟いた。
「…自分の立場は重々弁(わきま)えているつもりだ…今となっては、だったが相応しいけど」
「…」
「僕はこの大学の職員で。御堂さんはこの大学の学生で。ふたりの関係は、それ以上には絶対なってはならない。…例え、御堂さんから何を言われようとも、僕は決して御堂さんに何も答えてはいけないし、何もしてはいけない。…先生と教え子の関係が崩れた時は、きっとふたりとも傷付くだけじゃ済まない」
-だから、忘れようとした。
先生は、僅かに笑いを漏らしたようだった。
「御堂さんの言葉も。思わず御堂さんを抱き締めてしまった事も。僕はともかく、御堂さんを傷付けたくなかった。だから忘れて、なかった事にしようと。…だけど」
高階先生の溜め息が聞こえた。
「忘れるどころか、なかった事にするどころか。禁忌を自分から軽々と破って、御堂さんを-」
言って、先生は沈黙してしまった。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ