この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第13章 送信
でも、訊いてもきっと、困らせる。
訊いてもきっと、自分にとっては、嬉しくない答えで。
でも。
知りたい。
色々、沢山、いっぱい。
彼女を、分かりたい。
分かった先に、訊かなきゃ良かったと後悔する事が多分、含まれている。
知ってる。
だから、それは、気付かない振りを、ずっと。
一番に、本当は、訊きたいけれど-…。
「華夜子?」
微かな笑いを張り付け、陸は彼女を呼んだ。
呼ぶしか出来ない。
たったひとつ許されたのは、名前を口にする事。
その後(あと)に続けたい言葉も、勿論あるけれど。
それを喋ったら、彼女はどんな顔をするのだろう。
彼女は、何を返してくるのだろう。
言う前から分かっているのは、酷く、驚くに違いないという事。
その彼女の表情を、見たいような見たくないような。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ