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蕩けるようなキスをして
第68章 告白と口付け
食い縛った奥歯の隙間から漏れる嗚咽。
熱い涙が頬を濡らす。
最高に醜い今の自分を見られたくなくて、私は高階先生に背を向け、両手で涙を何度も拭いた。
「御堂さん-」
背後から、先生が自分を呼ぶ声がしたが-振り返らなかった。
もう、意地でも、振り返りたくなかった。
このまま、帰ろう-右足を踏み出そうとして、それは叶わなかった。
後ろから伸びた両腕が、私の身体を抱き締めた。
心臓が、止まるかと思った。
嬉しさに震える心を宥め、私は言い放った。
「…止めて下さい」
-止めないで。
「私の気持ちに応えられないのなら、これ以上優しくしないで」
-応えて。
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