この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
バスで行こうか?-降り積もった雪道を心配され、陸に訊かれた。
でも今朝の天候は晴れで、冷たい朝の空気の中、たまには歩くのも悪くないと思った。
昨夜とは違う系列のレストランが、大学近くにある。
彼の申し出を丁寧に断り、ふたりしてファミレスに向かうべく歩道を歩く。
雪に足を取られ、時折おぼつかない足取りを陸に心配される。
「大丈夫?」
「うん、ゆっくりなら…陸は流石だね」
なんらいつもと変わらぬ陸の歩きに、華夜子は素直に関心する。
「まあ、この程度でいちいち転んでたら、北国では生活できないし」
陸は、薄く苦笑する。
「手、離そうか?その方がバランスとれて歩きやすいかも?」
陸の提案に、華夜子はすぐさま反応した。
「え、そう?陸が言うならそうしようかな-」
一応確認しただけなのに、本気でポケットから手を抜こうとしてる彼女の右手を、陸は慌てて掴まえる。
でも今朝の天候は晴れで、冷たい朝の空気の中、たまには歩くのも悪くないと思った。
昨夜とは違う系列のレストランが、大学近くにある。
彼の申し出を丁寧に断り、ふたりしてファミレスに向かうべく歩道を歩く。
雪に足を取られ、時折おぼつかない足取りを陸に心配される。
「大丈夫?」
「うん、ゆっくりなら…陸は流石だね」
なんらいつもと変わらぬ陸の歩きに、華夜子は素直に関心する。
「まあ、この程度でいちいち転んでたら、北国では生活できないし」
陸は、薄く苦笑する。
「手、離そうか?その方がバランスとれて歩きやすいかも?」
陸の提案に、華夜子はすぐさま反応した。
「え、そう?陸が言うならそうしようかな-」
一応確認しただけなのに、本気でポケットから手を抜こうとしてる彼女の右手を、陸は慌てて掴まえる。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


