パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第59章 蕩ける夜

本当に、いつもの華夜？
本当に、いつもの俺の華夜？
こんな風に男を誘い込んで。
こんな風に男を唆（そそのか）して。
こんな風に俺をその色香で惑わせて。
俺の華夜はそんなだった？
俺の華夜はそんなに淫らだった？
俺の華夜はそんな女だったのかよ。
堪らない。
もう、堪らない。
もう、全部が欲しい。
もう、全部を貰う－。
硬く尖ってきた芽を苛（さいな）めながら、陸は華夜子の唇を塞いだ。
「あ…ふっ」
熱く乱れた吐息を漏らしながら、華夜子は彼を受け入れる。