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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
そんな華夜子の心情を汲み取ったのか-陸もまた、彼女を抱く腕に力が籠る。
より身近になるように。
少しも離れる事がないように。
少しでも離れる事なんて許さないように。
毛布を肩まで引き上げられた。
彼の温もり。
毛布の温かさ。
時間が時間なだけに、このまま眠りに落ちてしまいそうにもなる。
しかし。
さっきからどうしても気になる事があり、意識は現実に留まったまま。
「…りく」
「…なに?」
「そろそろ…離して?」
「なんで?」
「なんでって…」
より身近になるように。
少しも離れる事がないように。
少しでも離れる事なんて許さないように。
毛布を肩まで引き上げられた。
彼の温もり。
毛布の温かさ。
時間が時間なだけに、このまま眠りに落ちてしまいそうにもなる。
しかし。
さっきからどうしても気になる事があり、意識は現実に留まったまま。
「…りく」
「…なに?」
「そろそろ…離して?」
「なんで?」
「なんでって…」

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