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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
「私、ほんとに大丈夫だから、もう自分を責めたりしないで…?」
華夜子がやんわりと語りかけるが、陸は浮上出来ない。
「優しくしてくれてたよ。嫌じゃなかった。痛くもされなかった。怖いとも思わなかった。だから、なんの問題も」
痛みどころか-快感を。
こういう行為が、こんなにも心地良いものだなんて、当然だが知らなかった。
この先もっとしたら、どんなに気持ちがいいのだろう-不安の中、確かに期待してた。
「陸がいつまでもそんなだと…私もいつまでも、落ち込んでいないといけない」
「華夜が…?」
-どうして?
陸は華夜子を見た。
「だって。ほんとに言う気なら、いつでも言えたから。例え陸が今は聞いてくれなそうだったとしても、大声で叫ぶ事だって出来た訳で」
「…」
「陸になかなか言えなかったのは、私の方の問題で。…その、引かれないかなって」
小さな、小さな、華夜子の声が-陸には理解出来なかった。
華夜子がやんわりと語りかけるが、陸は浮上出来ない。
「優しくしてくれてたよ。嫌じゃなかった。痛くもされなかった。怖いとも思わなかった。だから、なんの問題も」
痛みどころか-快感を。
こういう行為が、こんなにも心地良いものだなんて、当然だが知らなかった。
この先もっとしたら、どんなに気持ちがいいのだろう-不安の中、確かに期待してた。
「陸がいつまでもそんなだと…私もいつまでも、落ち込んでいないといけない」
「華夜が…?」
-どうして?
陸は華夜子を見た。
「だって。ほんとに言う気なら、いつでも言えたから。例え陸が今は聞いてくれなそうだったとしても、大声で叫ぶ事だって出来た訳で」
「…」
「陸になかなか言えなかったのは、私の方の問題で。…その、引かれないかなって」
小さな、小さな、華夜子の声が-陸には理解出来なかった。

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