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蕩けるようなキスをして
第54章 待ち合わせ
ほんと、救いようのない男-未練がましいのは、誰に指摘されなくても分かってる。
それでも、アプリを立ち上げてみる。
果たして、誰からも-勿論彼女からも、ラインはひとつも届いていない。
その確かな現実に打ちのめされ、胸が塞がれる。
彼女とのトーク画面を見れば、20日の会話が最後。
時間は23時15分。
『おやすみ、華夜。また明日』
その『また明日』の日から、ふたりの間に決定的な亀裂が入った。
今日は、クリスマス・イヴ。
もう四日も彼女とラインも電話もしていない。
ましてや、昨日からは冬休みに入り、大学でひと目逢う事もなくなっていた。
たった四日。
もう四日。
彼女とラインの会話、ひとことも交わさずに。
こんなにも長い間、彼女と離れ離れでいるなんて。
それでも、アプリを立ち上げてみる。
果たして、誰からも-勿論彼女からも、ラインはひとつも届いていない。
その確かな現実に打ちのめされ、胸が塞がれる。
彼女とのトーク画面を見れば、20日の会話が最後。
時間は23時15分。
『おやすみ、華夜。また明日』
その『また明日』の日から、ふたりの間に決定的な亀裂が入った。
今日は、クリスマス・イヴ。
もう四日も彼女とラインも電話もしていない。
ましてや、昨日からは冬休みに入り、大学でひと目逢う事もなくなっていた。
たった四日。
もう四日。
彼女とラインの会話、ひとことも交わさずに。
こんなにも長い間、彼女と離れ離れでいるなんて。

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