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蕩けるようなキスをして
第52章 行けない
こんな時にまで自分を良く見せようだなんて。
こんな時にまで自分を装うだなんて。
だから、もうとっくに、こんなかっこ悪い俺なんて知られてるんだよ。
なのに、どうして。
どうして、この期に及んでも尚、そんな自分を認めずに。
どうして、かっこつけてしまうのだろう。
話してくれなかったんじゃない。
話してくれようとしていた。
なのに、なんで。
本心と真逆の事を口走る?
こんなにひとり延々と、暗く悩んでいるくらいなら。
たったひとこと、乞えば良かっただけだ。
『大丈夫なんかじゃない。だから、教えて。教えて、華夜-』
-その指輪は、どうして?
こんな時にまで自分を装うだなんて。
だから、もうとっくに、こんなかっこ悪い俺なんて知られてるんだよ。
なのに、どうして。
どうして、この期に及んでも尚、そんな自分を認めずに。
どうして、かっこつけてしまうのだろう。
話してくれなかったんじゃない。
話してくれようとしていた。
なのに、なんで。
本心と真逆の事を口走る?
こんなにひとり延々と、暗く悩んでいるくらいなら。
たったひとこと、乞えば良かっただけだ。
『大丈夫なんかじゃない。だから、教えて。教えて、華夜-』
-その指輪は、どうして?

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