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蕩けるようなキスをして
第49章 予感
「別に?俺は誰に聞こえてたって、全然平気だし」
-寧ろ、聞かせてやりたいくらいだ。
陸は鼻を鳴らす。
そんな陸を、乃愛は一喝する。
「ばっかねえ~!誰もあんたの心配なんか、これっぽっちもしてないわよ。周りの人間のが恥ずかしい思いをしてるっつーの!それに、華夜子よ。あんたの華夜!」
乃愛は華夜子の両肩を掴み、顔を覗き込み、同意を促す。
「華夜子が一番うんざりしてるよねぇ?公衆の面前で、べたべた身体は触られるわ。歯の浮くような言葉を平気で囁かれるわ。あんたも大変な男に好かれちゃったわよね」
-同情するわ。
目頭を押さえる乃愛の演技に、陸の頬が引き攣る。
「…まあ。正直、ちょっと恥ずかしいかなって、思う時はあるかな」
俯いた華夜子が同調するように、呟き。
乃愛は勝ち誇った表情で、陸を見た。
「でしょ?ほらっ、そーだって」
-これから少しは言動を改めなさいよ。
-寧ろ、聞かせてやりたいくらいだ。
陸は鼻を鳴らす。
そんな陸を、乃愛は一喝する。
「ばっかねえ~!誰もあんたの心配なんか、これっぽっちもしてないわよ。周りの人間のが恥ずかしい思いをしてるっつーの!それに、華夜子よ。あんたの華夜!」
乃愛は華夜子の両肩を掴み、顔を覗き込み、同意を促す。
「華夜子が一番うんざりしてるよねぇ?公衆の面前で、べたべた身体は触られるわ。歯の浮くような言葉を平気で囁かれるわ。あんたも大変な男に好かれちゃったわよね」
-同情するわ。
目頭を押さえる乃愛の演技に、陸の頬が引き攣る。
「…まあ。正直、ちょっと恥ずかしいかなって、思う時はあるかな」
俯いた華夜子が同調するように、呟き。
乃愛は勝ち誇った表情で、陸を見た。
「でしょ?ほらっ、そーだって」
-これから少しは言動を改めなさいよ。

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