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蕩けるようなキスをして
第48章 束の間の
「何度も同じ事を考えて、堂々巡りすんなよ。どう考えても俺はお前がいんだよ。お前じゃなきゃだめなんだよ。お前以外はいらないんだよ。お前以外は、俺に相応しくないんだよ」
-それじゃ足りないのかよ。
陸は華夜子を見据えた。
「その言葉を何回言ったら、お前は俺を信じてくれんの?それ以外、何を言ったら、お前は俺をいい加減信じてくれんの?…そんなに俺、信用ならない?」
-肯定されたら、返す言葉がないけど。
目を細め、陸は光る木々に視線を戻した。
知らず零れる、やり場のない、吐息。
ついさっきまで彼女と手を繋ぎ、彼女の事だけを考えていたのに。
これでは、昨日までの自分達となんら変わらないような気さえしてくる。
そんなの分かってくれてると思ってた。
そんなのもう分かった上で、こうしているんだと思ってた。
なのにまた、こんな風に訊かれてくるだなんて。
自惚れてる訳じゃなく、自分の事で悩ませてるのは十分承知しているけれど。
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