是非、模範にしたい著作。
私も頑張ってこのレベルに達したい。とはいえ、高い高い嶺。ただ、63歳で息子の嫁に欲情できるものだろうかと、自分に置き換えて考えてしまった。私の息子は未婚だということもあるが、息子が付き合っている恋人を見ても、寝取りたいとは残念ながら思わない。卓司は、ある種の異常性欲という設定なのだろうか。それとも、異常ではなく、そういう還暦を過ぎた男はありふれているのだろうか。ワクワクするとともに、いろいろ考えさせる内容だった。唐突に卓司が亡くなる展開に驚きと、納得できないという感情が湧き、続きを期待していた自分に気が付かされた。新たな作品に期待したい。
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葉月蓮さんのレビュー一覧
パコリズムの典型的な官能小説。連続性があるようなないような短編小説が並ぶ。著者のマスターベーション小説で、女性向けか。著者の性別がわからないが、男性が書いたとは思えない部分がある一方で、女性が書いたとも断定できない描写もあり、プロフィールも年齢も性別も非公開だが、著作からも、年齢も性別も伺い知ることができないミステリアス。ゆえに、感情移入は困難。だが、それが客観的に俯瞰的に小説を捉えることを可能にしている。その点が面白く、何のためらいもなく、心配もなくドキドキもなく、期待通りの展開で心理的な負担もなく、スラスラと読み進めた。
著者が同年代で、時代背景がわかり、感情移入できた。単なるパコリズムではない官能青春小説というジャンル。登場する女性の魅力もさることながら、主人公(若い頃の著者)の息遣いが伝わってきて、感性が若返ったように感じた。
22歳まで童貞だったという主人公(著者)。あの頃は、20歳までに童貞を捨てられるかどうかが、「ヤラハタ」という言葉とともに大きな意味を持っていた時代。そのなかで、格好をつけずに、赤裸々にカミングアウトしている主人公(著者)の率直さ、正直さにも好感。32歳のお局様だと思われていた人妻との関係。この後の展開が楽しみだ。
22歳まで童貞だったという主人公(著者)。あの頃は、20歳までに童貞を捨てられるかどうかが、「ヤラハタ」という言葉とともに大きな意味を持っていた時代。そのなかで、格好をつけずに、赤裸々にカミングアウトしている主人公(著者)の率直さ、正直さにも好感。32歳のお局様だと思われていた人妻との関係。この後の展開が楽しみだ。
1カ月以上更新がなく、更新を楽しみに首を長くして待っております。
今後、更新はあるのでしょうか・・・。期待しております。
今後、更新はあるのでしょうか・・・。期待しております。
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