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雪 碧子さんの作者ニュース
エモいもの…それは通り過ぎた青春の姿
エロいもの、ではなくエモいもの。です。
エモいものは十人居れば十人違うと思うのですが、私の場合は…
「公立高校の校庭の隅にある安普請なプレハブ屋根で出来た駐輪場」
です。
その中に雑然と、そんなに高価ではないイオ○で売っているような学生用自転車がずらりと並んでいると、うっとりしてしまいます。
で、その駐輪場から
「友だちと談笑しながら自転車に乗る男子高校生たち」
なんかを目撃出来たら、膝から崩れ落ちるほど、感動いたします。
(自転車の前カゴには、購買部で購入したリプトンのレモンティーの紙パックが無造作に突っ込まれていたら最高です!)
…校庭からはテニス部のボールを打つ音や掛け声が聞こえ、校舎からは合宿部の練習する歌声、あるいは吹奏楽部の楽器の音色なんかが流れてきたら、感涙で目の前が見えなくなること必須です。
…私自身は高校は私立だったので、校内に駐輪場はなかったのですが、この風景はまるで自分が体験したもののように鮮やかに胸に焼き付いています。
きっと、子どもたちの保護者会や行事などで学校を訪れた際に見て、いきなりのノスタルジーを感じたのでしょう。
ノスタルジーとともに
「ああ、私はこの風景の中に、高校生として存在することはもはや出来ないのだ」という漠然とした寂しさを感じたことも…。
駐輪場から自転車に乗る友人に
「〇〇ちゃん、バイバ〜イ!
期末終わったらカラオケ行こうね!」
とのどかに声を掛けることは、傍観者としてしかあり得ないということも…。
青春は通り過ぎてから、その眩しさに気付くものなのです。
そして、もう二度と戻らないからこそ、切ないほどの煌めきを、観る者に思い起こし、与えてくれるのでしょう。
エモいものは十人居れば十人違うと思うのですが、私の場合は…
「公立高校の校庭の隅にある安普請なプレハブ屋根で出来た駐輪場」
です。
その中に雑然と、そんなに高価ではないイオ○で売っているような学生用自転車がずらりと並んでいると、うっとりしてしまいます。
で、その駐輪場から
「友だちと談笑しながら自転車に乗る男子高校生たち」
なんかを目撃出来たら、膝から崩れ落ちるほど、感動いたします。
(自転車の前カゴには、購買部で購入したリプトンのレモンティーの紙パックが無造作に突っ込まれていたら最高です!)
…校庭からはテニス部のボールを打つ音や掛け声が聞こえ、校舎からは合宿部の練習する歌声、あるいは吹奏楽部の楽器の音色なんかが流れてきたら、感涙で目の前が見えなくなること必須です。
…私自身は高校は私立だったので、校内に駐輪場はなかったのですが、この風景はまるで自分が体験したもののように鮮やかに胸に焼き付いています。
きっと、子どもたちの保護者会や行事などで学校を訪れた際に見て、いきなりのノスタルジーを感じたのでしょう。
ノスタルジーとともに
「ああ、私はこの風景の中に、高校生として存在することはもはや出来ないのだ」という漠然とした寂しさを感じたことも…。
駐輪場から自転車に乗る友人に
「〇〇ちゃん、バイバ〜イ!
期末終わったらカラオケ行こうね!」
とのどかに声を掛けることは、傍観者としてしかあり得ないということも…。
青春は通り過ぎてから、その眩しさに気付くものなのです。
そして、もう二度と戻らないからこそ、切ないほどの煌めきを、観る者に思い起こし、与えてくれるのでしょう。
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