パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

皆様、こんばんは。

　今日、14年前の真実、成祖の死因が明らかになりました。
　彼は処刑されたソファの後を追って、自ら生命を絶っていたのですね。

　策を弄して異母弟である「王」をソファに殺させるように仕向けたり、ソファを手酷く抱いたり、何かと嫌なヤツではありましたが、最後は哀しく孤独な死を迎えていました。

　ある意味、繊細すぎたガラスのような心を持つ彼は、ソファを失った哀しみに耐えられませんでした。
　成祖のソファへの愛は本物だったようです。

　彼はこれから先、母大妃の操り人形になることにも甘んじる覚悟でソファの命乞いを母にしたのです。国王でありながら、大妃の前で跪き涙ながらに母の衣の裾に縋り、懇願しました。

　この描写は作中にはありませんが、作者の脳内ではそういう設定です。

　しかし、大妃は息子の一生に一度の願いを切り捨て、ソファを処刑。
　
　恐らく、成祖に大妃への見せつけで死のうという気はなかったと思います。
　ただひたすら愛する者のいない世界の空虚さに耐えられなかったからです。

　でも、結果として大妃は一番重い罰を受けることになりました。
　因果応報とはいえ、真実を知った明華が思わず涙したのも理解できるような気がします。

　さて、場面が変わってー。
　
　二人の再会の瞬間がついに訪れたようです。
　途切れたかに見えたえにしの糸が再び繋がろうとしていますー。

　なお、本日は拙作をピックアップして頂き、ありがとうございました。

| 関連小説リンク |