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こんばんは。

　幸運にも水琴鈴を見つけることができた明華。

　小さな鈴が果たしてどの程度の力を発揮してくれるのか、不安は尽きないけれど、藁にも縋る想いで宮殿に戻ります。

　その矢先、国王であるヨンが明華の私室を夜に訪ねます。

　王が個人的に女官の私室を訪ねることは、本来あり得ません。
　訝しく思った明華の前で、ヨンは倒れてしまいます。
　どうやら、大王大妃に毒を飲まされてしまったらしいのです。

　どうやら、大王大妃が事を起こすのが予想外に早かったようです。
　しかも、ヨンの妃の一人が懐妊したという知らせをヨン自身が聞いたらしくー。

　ちなみに。
　水琴鈴は確かに日本に伝わるお守りなのですが、考案されたのは水琴窟そのものが江戸期であり、時代的に少し符合しない部分があります。
　明華が使う呪術道具として、はて何を使おうかと考えた時、咄嗟に水琴鈴が浮かびました。
　水琴鈴は清らかな音色で、その場を浄化とする力があると古来より信じられてきました。
　鈴そのものがお守りとなると現在もいわれています。
　後はガランボールなどが浮かんだものの、あれはバリ島？
　に伝わる呪術道具なので、幾ら何でもちょっと昔の朝鮮には使えないかなと、、、

　ただの鈴ではちょっと呪術っぽくないかなと水琴鈴にしたという経緯があります。

　

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