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こんばんは。

　花冷えというのでしょうか、肌寒い一日でした。

　どうやら、影武者の王はソファの身に起きた災難を知らなかったようです。
　彼にすべてをぶちまけて理由を問おうとしていたのに、ソファはすんでのところで止めました。

　無能な異母兄の身代わりを務める彼は、大妃にとっては利用価値のある存在です。
　それでも、彼はあくまでも影武者であり、代わりがきかないということはありません。そのために、大妃は幼い義理の孫燕海君を手許に置いているのです。

　まったく自らの権力を守るためには憎らしいくらい、用意周到ですね。

　燕海君とのひとときで、ソファはヒョルに虐げられた哀しみも幾ばくかは忘れることができたのではありますがー。

　「王」はソファがヒョルに強引に抱かれたことを知らず、そのことを知ったソファは逆に彼には知らせまいとするも、結局、彼が知るところとなりました。

ーソファを苦しめるヤツは許さない！

　激怒する彼を見て、ソファは怯えます。
ー私たちは大妃にとってきは捨て駒も同然なのです。逆らえば引き離されるどころか、二人ともに生命を失います。

　認めたくないけれど、それは哀しい事実でした。

　怒りに震える「王」は、どうするのでしょうかー。　

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