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こんばんは。

　とうとう、恐れていたことが起こってしまいました。

　それは、ソファも「王」も一番危惧を抱いていたことでした。
　ヒョルは前回、ソファに眠り薬を飲まされたことをとても怒っています。

　そして、何よりもヒョルが苛立っているのは、薬を盛られたことそのものより、ソファが異母弟をあくまでも庇っていることなのです。
　要するに、嫉妬ですね。
　ヒョルは子どもの頃から、この自分よりはるかに出来の良い異母弟を憎んできました。その背景には、何一つ自分が異母弟に勝るものはないというコンプレックスから来ています。

　ですが、ソファはヒョルがまさか「王」に対して烈しい嫉妬心と競争心を抱いていることなど知りません。

　一人の女を間にした兄弟間で、ソファを巡って烈しい対立が起きていますー。

　

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