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こんばんは。

　ついに「前編」ラストで、二人の王の入れ替わり、更にソファの両親たちが何故、惨殺されたのかが明らかになりました。

　怒りと涙を禁じられないソファ。
　両親が亡くなった理由、真の仇をずっと知りたいと願ってきました。
　でも、蓋を開けてみれば、あまりにもくだらないとさえいえる理由でした。
　
　そんな他愛もない理由で、簡単に大勢の人の生命が奪われたのです。

　ですが、ソファは哀しみに浸っているばかりというわけにもゆきません。
　ソファもまた「王」の側室になった以上、国家機密ともいえる重大な秘密に否応なく巻き込まれてしまったからです。

　更に、真の仇が誰であるかを知った今、復讐すべき相手は誰なのか。
　ソファが恨みを果たすべき相手はもちろん愛する男ではなく、本当の王であるイ・ヒョル、更にその母大妃でした。

　また、大妃が作ったという、実にふざけた「掟」も忌まわしい脅威となって立ちはだかります。
　夫である国王が二人存在するという秘密を知らずに逝った前王妃。
　多少なりとも聡い娘であれば気づいたはずの秘密てすが、深窓の令嬢育ちで大人しすぎるほど大人しかった少女は疑うことさえ知りませんでした。

　ですが、ソファは王が二人いるという真実を知ってしまいました。しかも、もう一人の王は憎むべき仇であり、仇であることを差し引いても、触れられただけで鳥肌が立つような男です。

　愛する男が仇ではないと知ってもなお、ソファの前には試練が山積みになっています。

　二人は一体、どうするのかー。

　次回から後編に入ります。

　どうぞよろしくお願いします。

　なお、「後編」冒頭の内容予告につきまして。
　あそこまで載せてしまうとネタバレになって興醒めになるかもと考えましたが、書き上げた時点で冒頭紹介を書いていたので、そのまま引用しました。
　

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