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こんにちは。

　久しぶりに、夕方に更新となりました。

　さて、かすみ草の咲く野原で二人きりのデートを愉しむ二人です。
　ソファが惚れるのも無理はないと思えるほど、王は優しいですね。

　情熱的にソファを求めながらも、けして無理強いはしない。
　ソファがその気になるまで待つと言ってくれています。
　そんな彼を好きにならないはずもなく、むしろ想いは募るばかり。

ー少しは俺を好きでいてくれると判っただけで嬉しい。
　彼の科白は、ソファの心をより複雑にさせただけでした。
　何故なら、ソファは彼を「少し好き」どころか、大好きだからです。

　加えて、ソファに深い悩みがあることを見抜いた彼は、
ー俺では力にならないか？
　と、優しく訊ねるのです。
　
　親の仇だと生命を狙う男から、予期せずかけられた優しい言葉、そして、彼が見せる色々な素顔は、ソファをよりいっそう追い詰めることになるのです。

　もし、彼に悩みを打ち上げられたなら、どんなにラクなことか。
　でも、それだけは絶対にできません。
　
　なかなかお似合いの微笑ましい二人だけに、もどかしいような、気の毒なようなー。


　

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