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皆様、おはようございます。

　今日のところは、王がソファをデートに連れ出します。ソファも大好きなかすみ草の咲く野原で、彼が口にした科白は重大なものでした。

　これは、ソファじゃなくても愕くかもしれません。
　現在、成祖の母ー大妃はちゃんと宮殿にいて、健在です。しかし、かすみ草の野原で永久の眠りにつく女性こそが母だと、王は言うのです。

　これは一体、どういうことなのか？

　さて、この物語は廃妃ユン氏がヒロインですが、実在の「廃妃ユン氏」や国王成宗をモチーフにしながらも、新たな別の物語として描いています。
　実は、書き始める前に悩みました。
　「炎の王妃」のように、フィクションではあれども、ある程度は史実に忠実に描くか。つまり、ヒロインの一代記のような形にするのか。
　当初は、私も廃妃ユン氏の一代記を描いてみたいと思っていました。しかし、ユン氏を主人公にした物語には、韓流時代劇「王と私」があります。私は十年近く前にこれを観て、とても感銘を受けました。
　ユン氏を描いた物語ー、「王と私」が名作すぎて、今、書いたとしても二番煎じみたいになってしまうかもしれないと考えました。

　そんな頃、「大君ー愛を描く」というやはり時代劇を観ました。これは比較的、最近の作品になります。
　この作品が実在の人物をモチーフにしながらも、まったく別の世界観に読み替えて新しい物語として作られたドラマだと知り、
ーこのテがあった！
眼から鱗でした。
　そういうわけで、「廃妃ユン氏」が主人公ですが、この物語は自分なりに歴史を読み替えた、まったく新しい物語になっています。

☆廃妃ユン氏→廃妃ユン氏（成宗の正妻、王妃、燕山君の生母、不品行により廃庶人となり、毒刑に処せられた）

☆成祖→成宗（廃妃ユン氏の夫）
　

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