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熱を出した私の頬に触れる彼の手ー泣きたいくらい優しくて
皆様、おはようございます。

 改めて、今日の下りを読みながら感じたのは、ソファの苦しい心情です。

 好きになった男性が親の生命を奪った憎むべき仇であったー。
 とても辛いことであったろうと思います。
 仮に自分がソファと同じ立場だったら、気が狂ってしまうかもしれないと思いました。

 特に、王さまが
ーそなたは何でも一人で背負うとする。その重い荷物を自分にも背負わせて欲しい。
 と言ったときには、
ーそりゃー、辛いだろうな。
 と、自分で書いておきながらではあるのですが、ソファを気の毒に思いました。
 その「悩み」というのを打ち明けてしまえれば、こんなにラクなことはないんですが、それは身の破滅を意味します。
 でも、ソファは身の破滅よりは、真実を話すことで、自分が彼の側にいられなくなることの方が心配なんですね。

 確かに、彼女は相当重たいものを抱えています。
 仇討ちと家門再興、でも実質的に国王暗殺は成功しても失敗しても、その先にソファを待ち受けるのは「死」です。
 家門再興は夢のまた夢なのです。

 いっそのこと、敵討ちなんて無謀なことは考えず、市井でヒジンと二人、ひっそりと生きた方がよほど賢明です。
 でも、ソファにはそれができなかったんですね。
 理不尽に惨殺された家族、使用人の無念を忘れることもできず、さりとて、好きになった王を仇として憎みきることもできなかった。
 それが悲劇の元でした。

 更に、嘘に嘘を重ねたソファの身の上話に、王は不審を抱いたのは間違いありません。
 気づきながら、王は知りないふりをしたのは何故なのかでしょうかー。

  
[作成日]2021-03-06
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