この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第102章
敏感過ぎる子宮口に感じた暖かさに、膣壁が膣口から奥へと向かってぎゅううと絞り上げていく。
「うぁっ ……っく、……ぁっ」
まるで兄の全てを奪い尽そうとするかのようなヴィヴィの蜜壺に、匠海は陰茎を抜くこともせず、更にどくどくと白濁を注ぎ込んできた。
「……ぅくっ ふぅ……ん……、はぅうっ 気持ち、いいっ」
(お兄ちゃんの暖かいの、いっぱいで……。中でくちゅくちゅされるの、好き……)
緩慢な刺激にヴィヴィのきめ細やかな肌の上を、さわさわと何かが這い上がり、頭の先へと突き抜けていった。
「……お兄、ちゃん……、もっと、して……?」
「駄目だよ、もう抜かないと」
膣内に吐精してしまった今、もうセックスを終えて中のものを掻き出さなくては、と諭してくる兄に、ヴィヴィは必死に抵抗する。
「やっ ヴィヴィ、まだ気持ちいいのっ お兄ちゃんの――」
「え……?」
「……っ おにいちゃんの、えっちなの……、いっぱい」
(ヴィヴィの中に、お兄ちゃんの白いの、沢山……っ)
そう思うだけで、いけない事なのに、自分の全てが兄に征服され、匠海のものになれた様な気がして。
そして何よりも、途轍もなく気持ち良くて。
「……――っ ああ、俺の精液がいっぱい、お前の奥にいるよ」
妹のあまりの痴態に息を呑んだ匠海は、ヴィヴィの狂った様な熱に当てられ、そう禁断の言葉を発した。
「お願い……、おにいちゃんっ」
(このまま、掻き回して? 抜いちゃったり、しないで……?)
「ああ、本当に悪い子だね――っ」
そうヴィヴィを詰った匠海は、もう我慢ならないと、がんがん妹を突き上げ始めた。
「ぁあんっ いいっ きもち、い……っ ぉにぃ……ちゃぁんっっ」
ぎゅぷぎゅぷと粘度の高い蜜音を立てながら掻き回され、ヴィヴィは身も世も無く喘ぎ乱れ。
何度も中に出され、とうとうくたりと弛緩したヴィヴィに、匠海は珍しく苛立ちを露わにした。
「ヴィクトリアっ 俺がこんなに我慢しているのに――っ」
「ご……、ごめん、なさ……っ」
黒いシーツの上、身を横たえたヴィヴィの脚の付け根は、白濁で汚れていて。
それを見下ろす匠海の灰色の瞳が、苦しそうに歪んでいた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


