パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 エーゲ海の夕暮

そういう祥悟くんのコーディネートは、黒のクロップドパンツに、ローカットの黒いコンバース。チャコールグレーのスニーカーソックスがチラッと覗いてるけどくるぶしが見えてて春らしい。
こういうクロップド丈ならOKなんだけど、私、基本的に男性の短い半端丈パンツはキライで。
海やプールでの水着ならともかく、街で毛むくじゃらのスネ出して半端丈パンツ履くヒトのセンスを疑う。
かといって男性のスネがツルッツルなのもそれはそれで…まぁそういう体質のヒトは仕方ないと思うけど、手入れしてまで履かなくてもいいと思うし、出すのはプライベート空間か、せめてリゾート地までに留めていただきたい。
祥悟くんが履いてるようなクロップドパンツは寧ろスキ。祥悟くんは細身で脚が長いから余計にそういうのが似合っちゃう。
トップスは白にネイビーの細いラインが入ったボーダーのカットソーに、ネイビーのステッチが効いたカジュアルなベージュのジャケット。折り返した袖口から白と水色のストライプの裏地が見えてて、それも春っぽい。それに、グレー系の薄手のストールと、運転するときだけ登場する眼鏡。
うん、今日も完璧。