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第25章 和希との付き合い

　早く会いたくて、その日はいつもより早く寝た。


　次の日の朝、早めにセットした目覚ましで起きる。

　服を選び、髪をクシでといて整えて……。出来あがった私は、いつもとどこか違う可愛い女の子。

　待ち遠しくて家で時計をチラチラ見てずっとウズウズ。

　そして約束の一時間前、途中まで目的地が同じ親と電車で梅田に向かった。駅に着くと親と私は離れる。

　駅前で私は和希を待つ。写メで見て有り得ないと思っていたのだが、声はよく私は期待していた。

　流れる人波の中にいる、写メと似てる人を見るとドキッとした。

　約束の11時ちょっと過ぎ、和希からの電話。私は、ドキドキして震える手で電話を取る。

「もっ……もしもし」

「今、どこ？」

　そう言われて私は、場所を教えた。

　しかし、梅田の地下は広い。

　和希は、なかなか見つけられなかった。