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第11章 ソイフレ？(添い寝ﾌﾚﾝﾄﾞ)

カイさんのもとに戻り、カイさんを起こそうとすると

｢勝手に抜け出すの禁止！｣

そう言ってカイさんがまた、私を布団の中に引きずり込んだ。

｢ナギちゃんいないと、あったかくない。｣

そう言って、私のほっぺをｷﾞｭｯと摘まんだ。

｢ごめんなさい。｣

｢ﾌﾌｯ。添い寝のおかげで、久しぶりに気持ち良く眠れたよ。ありがとう。｣

カイさんを見ると、確かにさっきより顔色がいい。

｢酔いも覚めましたか？｣

｢そうやね。さっきよりｽｯｷﾘしてるよ。｣

確かに…いつものｸｰﾙなカイさんに戻りつつある。


“甘々カイさんが消えてしまうのは、ちょっと残念だけど…。”


そんな事を考えていたら、カイさんが私の耳をいじりながら耳元で囁いた。

｢ナギちゃん、この前はごめんね。｣

｢私は後悔してないし、平気ですよ。｣

｢俺ちゃんと優しくした？ナギちゃんの嫌がる事とかしてない？｣

カイさんが不安気に聞いてきた。

｢大丈夫です。忘れられちゃったのは、ｼｮｯｸだったけど、カイさんすごく優しかったから。｣

｢良かった…。｣

｢カイさん…。｣

｢んっ？｣

私はカイさんの胸から顔をあげて、カイさんを見つめた。


｢私カイさんの事が好きです！｣