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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第11章 ソイフレ?(添い寝フレンド)
久しぶりのカイさんのお家。
中に入ると、この前の甘い時間を思い出す。
「はい、どうぞ。」
ソファーで座っていると、カイさんが紅茶をいれて持ってきてくれた。
私の隣りに座ると
「今日は、さすがに疲れたよ…。」
フワァーと大きなあくびをしながら、カイさんが言った。
夜勤明けで炎天下のテニス、その後のお酒疲れないわけがない。
「かいさんは、明日はお休みですか?」
「日勤やね。」
カイさんの仕事は、日勤夜勤が変則的に変わるようで、結構無茶な勤務の時もよくある。
「カイさんは、お休みは何してるんですか?」
「うーん、疲れて家でダラダラしてる事が多いなー。」
あまりカイさんとゆっくり話す機会もないから、質問ばかりしてしまう。
「カイさんは、彼女とか好きな人いないんですか?」
私は、どうしてもカイさんの口から聞きたかった事を聞いてみた。
「うーん、今は仕事が忙しくて、彼女欲しいって思えないんだ。」
「そうなんですか…。」
「でも、ちょっと気になる人は、今いるかな。」
カイさんがチラッと私を見てニコッと笑う。
えっ!?
カイさんを見ると
「内緒だよー。教えてあげないよっ。」
そう言って飲み終わったコップを持って立ち上がった。
「あ!カイさん、私洗いますから、どうぞ仮眠してきて下さい。」

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