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イカせ屋稼業
第10章 〜番外編〜
目の前で緋路が笑っている。
バスケのことを語る緋路。ギターを弾きながら喋っている裕希。
――――いつか、
気持ちを隠さなくてもいい日が来るのかな……………面と向かって、『好きだ』なんて言えるんだろうか。
俺は〔いつか〕なんて分からないというのに、
そんなことを思った。
想像してみたけど、上手く絵にならない。
17歳。いつも霧の中にいるようで、
限られた空間と限られた仲間に埋もれて毎日を過ごしている。
明日が来ることは当たり前なのに、
明日が来ることも怖かった…………
―番外編―
〔終〕
バスケのことを語る緋路。ギターを弾きながら喋っている裕希。
――――いつか、
気持ちを隠さなくてもいい日が来るのかな……………面と向かって、『好きだ』なんて言えるんだろうか。
俺は〔いつか〕なんて分からないというのに、
そんなことを思った。
想像してみたけど、上手く絵にならない。
17歳。いつも霧の中にいるようで、
限られた空間と限られた仲間に埋もれて毎日を過ごしている。
明日が来ることは当たり前なのに、
明日が来ることも怖かった…………
―番外編―
〔終〕

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