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第1章 事故

あっ!

病院の入口には自分の家族。


お母さん!!
お父さん!!
お姉ちゃん!
春斗!!

お母さんは今にも崩れそうな身体で
お父さんにしがみついて
泣きじゃくっていた。

お姉ちゃんは弟を抱きしめ慰めながらも
顔は涙でぐしゃぐしゃで―

小さな弟は声をあげて泣いていた…


皆…泣かないで

なんで…なんで泣いてるの…


うちここいるよ…
うちここいるじゃん!!



ベッドの上に寝ている

うちの身体は医者が

エレベーターに乗せ

地下に…

着いたとこは





霊安室












と書かれた部屋―