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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 市内を東に抜け、海岸通りに向かっていた。


「ここ、まさか?あの、、ん、、また、、、やっ、、。」


 バイブのリモコンの効果を楽しむように、玲奈の耐える様子を見ながら、


「ふふ、新しいプロジェクトのビルへな。ふふふっ。止めてやるわ。ふふっ。」


 口に手をあて、声を殺すように耐える人妻の最後の砦を崩すように、リモコンの目盛りを時間をかけて切った。
 快感の刺激が肉体から消えるのと同時に、玲奈の瞳に新しいビルが映っていた。


「見えて来たで。あそこで、お前は生まれ変わるんや。クククッ。着いたら、制服に着替えるんや。クククッ。」


「そんな、、ん、、オッパイにも、、そんな、、。」


 縄に挟まれた乳首に玲奈が動く度に、チクチクと縄目に挟まれた乳首に擦れるような刺激が加わり、彼女の肉体を快感の刺激が解放することはなかった。
 車を止めると外装工事が終わったのか、足場の解体が始まり、真新しいビルの外壁が一部にのぞいていた。
 玲奈がビルを見ようと、身体を伸ばそうとした瞬間、彼女の唇を男の唇が塞いだ。


「んん、んふっ、、んんん、、。」


 憎らしい男の唇と舌を受け入れながら、玲奈は拒絶の感情より、男の唇と舌を求めすがりつこうとしていた。
 ユックリと唇が離れ、男の目の中に僅かに憐れみとも悲しみとも見えるものが、一瞬浮かんだように見えた。


「さあ、行こかぁ。まあ、テラスからかな?」


 内腿の淫具と全身を這う縄からの刺激が、少しずつ人妻の肉体に従うことを要求していたが、


「あの、テラスって、、ん、、五郎、さま、、」


 快感に耐えながら、玲奈は言葉を絞り出していた。


「あぁ、お茶でもと思ってな。ふふ、他人の目に晒されるのはいやか?ククッ。」


「他人の目って、、あの、誰か、ん、、」


「うん、俺とお前のためだけにな。クククッ、意味はわかるよな。ここに着いた時から、始まってるのさ。他の人間は撮影の事は知らんがな。好きやろ、見られるの?」


 五郎の嘲るような言葉に反発しながら、二重三重の新たな罠が張り巡らされているような気がして、玲奈は寒気を覚えた。


「嫌いです。ん、見られるの、、見せたくもないです。ん、、やっ、許、して、、」


「ふっ、もう、着いた時から、撮影ははじまってるんや。ふふ、車の中もな。」


「そんな、、んん、、」
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