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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第32章 あとがき

そしてこの作品のテーマでもある
「サディスト三兄弟」こと、東城三兄弟。
ドS男子なら今までも書きまくってきた作者ですから、サディストというからには…それを越えた狂気が必要で。
先陣きって越えてくれたのが、三男の彼です。
■ 東城 ハルト
いきなり食堂で暴君ぶりを発揮──からの、風呂場ではかなり乱暴にミレイを抱き
まさに手に負えない俺様男でした。
年下のくせにミレイを「お嬢さん」と呼んでくる、この生意気さもなかなかです。
けれどそれは彼の " 背伸び " の表れでもあります。
優秀な兄が二人いて
しかも自分は、愛人の子供である──。
周りに見下されているという錯覚と
味方がいないという孤独。
ハルトの背伸びや強がりは、そこから抜け出すための武器でした。
そしてついに LGAきっての天才と呼ばれるまでになったハルトですが……まだ、満たされない。
たまには甘えたいし、誉めてほしい
そんな末っ子らしい感情で、彼はミレイの愛情を求めたのかもしれません。

