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第5章 洋子、女になる

　突かれる度に、洋子の身体は揺れた。
同時に腹についた脂肪は、段をつけて折曲がり、揺れる度にプルプルしていた。

　身体を反り、伸介を更に自分の奥へ奥へと導いた。
子宮辺りを突かれると、気持ち良くて何度もイキそうになった。
伸介は洋子の両脚を持ち上げ、よがり顔の洋子を見下ろしながら、
中を掻き回す。

　ズンズンと激しく自分の中を突き刺す肉棒は、洋子の襞肉に包まれ引き締めあげられてゆく。
　
　ピシャピシャと音を鳴らすエッチな蜜汁は、ゴム越しの肉棒を弾く。

　男の香りが充満していた部屋に、メスの香りが加わり獣の様な匂いが立ち込めた。

　その匂いに刺激されたかの様に、オスもメスとの交尾に夢中になれた。

いつも怒鳴り散らしてる声は、艶のあるメスの声へと変わる。


「あっ‥‥いぃ‥‥伸介‥‥うっ‥‥イッちゃ‥‥あっ‥あ‥」

　伸介はそんな洋子を見て不敵な笑いを浮かべた。


「洋子……
お前、やっぱ面白い女だよ！
いつもこんな可愛い声で啼けないんだよな？
セックスしてる時しか女に戻れないのな？
そういう女、俺、嫌いじゃない。
どんどん吐き出せよ！
お前自身の本当の姿を！」

「あっ‥あ‥あっ‥‥伸介‥‥イッ‥ク‥‥あっ、ああ！あ、あぅ……ん！！」

　洋子がイクのを見届け、更にもう一度、深く奥を突き刺してから、伸介もゴムの中に白濁液を閉じ込めた。

　重なり合う二人。

　洋子は人肌の温かさや重みを感じて幸せな気持ちになった。



　そんな夜だった。