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LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
「あ、あのぅ、私、スタイリスト試験、合格しました」
昨日の定休日に行われた試験で、私はようやくスタイリストとして合格点をもらえたのだ。
「わあ、それはおめでとうございます!」
嬉しくて恥ずかしくて、頬に熱が集まってくのを感じながら
「一ノ瀬くんがモデルやってくれたから…ありがとうございました」
頭を下げた。
「ふは、俺のくせ毛、役に立ちましたか」
「はい。あ、くせ毛がって事じゃなくて…あの」
「あはは、とにかく良かったですね!」
駅に向かって消えていく若葉色を見送りながら、私はもう一度、深く頭を下げた。
頑張れたのは、柊二くんのおかげです。
そんなふうに思いながら。
昨日の定休日に行われた試験で、私はようやくスタイリストとして合格点をもらえたのだ。
「わあ、それはおめでとうございます!」
嬉しくて恥ずかしくて、頬に熱が集まってくのを感じながら
「一ノ瀬くんがモデルやってくれたから…ありがとうございました」
頭を下げた。
「ふは、俺のくせ毛、役に立ちましたか」
「はい。あ、くせ毛がって事じゃなくて…あの」
「あはは、とにかく良かったですね!」
駅に向かって消えていく若葉色を見送りながら、私はもう一度、深く頭を下げた。
頑張れたのは、柊二くんのおかげです。
そんなふうに思いながら。

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