この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢のその先…
第16章 宝物
匡哉にマフラーをしてもらい
ぬくぬくの和哉はご機嫌だった
家に帰ると、玄関は鍵が閉まっていた
朝陽はまだ帰宅していなかった
和哉は鞄から鍵を取り出すと、玄関の鍵を開けドアを開けた
学校が始まると、朝陽は帰りが遅くなる日がある
翌日の支度と献立を、PCを使ってやらなきゃいけないから
そんな時は遅くなる
そんな時の和哉は、朝陽が帰って来ても寒くない様にと
こたつとホットカーペットのスイッチを入れる
本当なら…ストーブとか着けて…外から帰ってくる朝陽を暖めたい
でも、子供が火を使うのは危ないから…って
朝陽が言うからストーブはつけられない
こたつとホットカーペットのスイッチを入れて
朝陽が帰って来たら、暖めてやりたい
そんな想いで和哉はスイッチを入れた
部屋の掃除は出来る様になった
茶碗も洗える様になった
カレー位なら…出来ない事はない
和哉は朝陽を手伝い
朝陽を楽にしてやりたくて仕方がなかった
大人になったら…
母ちゃんにらくをさせてやるんだ!
和哉の願いは…
母を気遣う事ばかり

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


