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思い出のアルバム
第11章 俺はそんな男じゃない
カンカンカンーーーー
修ちゃんのアパートの階段を昇る。
あの後、修ちゃんに案内してもらい、3人で見て回った。
片付けと明日の準備もあるらしく、一端別れ
夏奈とご飯を食べてきた。
迎えに行くからと言われていたが、まだ8時だし、
場所もわかるから、修ちゃんに連絡せず来てしまった。
「ーーーー!!」
階段昇ると話し声が聞こえてきた。
アパートだから部屋で音漏れする事もあるが、
さすがに通路で声まで聞こえるのは珍しいと思ったら
修ちゃんの部屋のドアが少し開いていた。
ゆっくり近づき、様子を伺う。
もしかしたら宅急便とか来てるのかも!!と覗いてみると
あの女が居た。
何で?
修ちゃんは、サークル仲間が来ることはあっても女は来ないって…
じゃぁ何でその女は修ちゃんの家を知ってるの?
もしかして……
一緒に帰ってきたの?
それで
私が来る前に帰せばわからない…って事?
「あれは1回ヤりたい女かな……」
「先輩もわかんないよ……」
今日の夏奈の言葉が頭を駆け巡った。

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