この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***side story
第1章 Riku*初めての×××
あれは、ほんのひと月前のこと
ほんとたまたま偶然だった。
部活が休みの日に、近所にある階段でダッシュをしていたとき。そこの高台で、休憩〜つってベンチでひと休みしていた。
……ら、見たことある奴が現れた。
女の子と、手を繋いで。
こんなところに人がいるとは思わなかったんだろうね。
俺がいるというのに
その二人は
……キス、してた。
パキッ
あ、やべ。
そーっと立ち去ろうとしたら、地面に落ちてた小枝を踏んだらしく音が出た。
ハッとして振り返ったのは
同じクラスの女の子、茜。
「……見てた?」
「バッチリ。」
「盗み見最低……」
そう言いながら、茜はボロボロと大粒の涙をこぼし始めた。
「えっ…、なんで泣くの!?」
「もう私の人生終わりだ…」
茜は、もう学校行けない。そう言いだした。
「学校行けないってどういうこと?」
「だって言いふらすでしょう?」
それを聞いて出たのは、ため息だった。
「俺、そんな口軽く見える?」
「見えない。」
「だったら…」
「わかんない。でも怖いよ。」
女の子を泣かせてしまったのは人生で初めてのことだったし、戸惑った。
でもとにかく泣き止んでほしくて、「言わないよ」何度もそう伝えた。
茜と話したのは、これが初めてだった。
これがきっかけでたまに話すようになり、案外気さくで話しやすくて、いつのまにか仲良くなっていた。
俺の苦手な女子特有の群れたがりでもなかったし
サバサバしてて、一緒にいると楽だと思った。
ほんとたまたま偶然だった。
部活が休みの日に、近所にある階段でダッシュをしていたとき。そこの高台で、休憩〜つってベンチでひと休みしていた。
……ら、見たことある奴が現れた。
女の子と、手を繋いで。
こんなところに人がいるとは思わなかったんだろうね。
俺がいるというのに
その二人は
……キス、してた。
パキッ
あ、やべ。
そーっと立ち去ろうとしたら、地面に落ちてた小枝を踏んだらしく音が出た。
ハッとして振り返ったのは
同じクラスの女の子、茜。
「……見てた?」
「バッチリ。」
「盗み見最低……」
そう言いながら、茜はボロボロと大粒の涙をこぼし始めた。
「えっ…、なんで泣くの!?」
「もう私の人生終わりだ…」
茜は、もう学校行けない。そう言いだした。
「学校行けないってどういうこと?」
「だって言いふらすでしょう?」
それを聞いて出たのは、ため息だった。
「俺、そんな口軽く見える?」
「見えない。」
「だったら…」
「わかんない。でも怖いよ。」
女の子を泣かせてしまったのは人生で初めてのことだったし、戸惑った。
でもとにかく泣き止んでほしくて、「言わないよ」何度もそう伝えた。
茜と話したのは、これが初めてだった。
これがきっかけでたまに話すようになり、案外気さくで話しやすくて、いつのまにか仲良くなっていた。
俺の苦手な女子特有の群れたがりでもなかったし
サバサバしてて、一緒にいると楽だと思った。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


