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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第30章 かすみ草のように生きて
~道~
頬をそっと撫でて通り過ぎてゆく風は、ふんわりした絹(シルク)
風が吹く度に緑の樹陰は地面に光の網をひろげ、静かに揺らす
揺りかごに眠る赤ちゃんをあやすように
今、長く厳しい冬が漸く終わろうとしている
私の前にまっすぐ伸びた一本の道
光が
風が
空気が
自然界のあらゆるものがめざめ、動き出そうとしている
昨日よりもほんの少しだけ力強さを増した陽差しが
まっすぐに私の心を捉え
道沿いに咲いた菜の花畑の鮮やかな黄色が目を眩しく射貫く
あなたの進むべき道もこの長く伸びたひとすじの道の向こうにあるのだと
太陽が教えてくれている
頬をそっと撫でて通り過ぎてゆく風は、ふんわりした絹(シルク)
風が吹く度に緑の樹陰は地面に光の網をひろげ、静かに揺らす
揺りかごに眠る赤ちゃんをあやすように
今、長く厳しい冬が漸く終わろうとしている
私の前にまっすぐ伸びた一本の道
光が
風が
空気が
自然界のあらゆるものがめざめ、動き出そうとしている
昨日よりもほんの少しだけ力強さを増した陽差しが
まっすぐに私の心を捉え
道沿いに咲いた菜の花畑の鮮やかな黄色が目を眩しく射貫く
あなたの進むべき道もこの長く伸びたひとすじの道の向こうにあるのだと
太陽が教えてくれている

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