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第1章 市川セイヤ

「ジュンさん…大好き。」


「俺もだよ、チズル。」


とそのタイミング俺の携帯が鳴り出した。


「もしもし、あぁ俺だ。どうした？え？まずいなぁ…。分かった。取り合えず準備してくれ。」


「どうしたの？」


「ごめん、チズル。仕事で出なくちゃいけなくなった。」


「そうなんだ…」


「この埋め合わせはちゃんとするよ。今度の休みにドライブに行きながら美味しい物を食べに行こう。」


「え！ほんとに！？」


「あぁ、本当さ！俺も考えておくからチズルも考えていてよ。」


「うん、分かった！」


そうして、すぐに着替えると帰り際にいつものキスをして出ていった。