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わがまま
第1章
目を開けた。
カーテンの隙間から差し込む朝の光が、フローリングの床にひとすじの線を浮かび上がらせていた。
一人暮らしのワンルームの部屋。
いつもと変わらぬ私の小さな部屋。
6月の日曜の朝。
脱いだままの状態で床の上に散らかった私の服。
二人がけのソファには、広げたままの雑誌。
そこは“ウェディングドレス特集”のページ。
そして、あなたの脱いだワイシャツ、ネクタイ。
私の下着。
あなたの下着。
いつもの私の部屋だけど、いつもとは違う日曜の朝。
背中にあなたの体温を感じる。
カーテンの隙間から差し込む朝の光が、フローリングの床にひとすじの線を浮かび上がらせていた。
一人暮らしのワンルームの部屋。
いつもと変わらぬ私の小さな部屋。
6月の日曜の朝。
脱いだままの状態で床の上に散らかった私の服。
二人がけのソファには、広げたままの雑誌。
そこは“ウェディングドレス特集”のページ。
そして、あなたの脱いだワイシャツ、ネクタイ。
私の下着。
あなたの下着。
いつもの私の部屋だけど、いつもとは違う日曜の朝。
背中にあなたの体温を感じる。

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