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失恋キューピッド
第8章 チャンスの神様は後ろハゲで底意地が悪い

そのままベッドでウトウトしていた あたしは、ノックの音で目を覚ました。
「アユミ、パンケーキ食わないか?」
目は開いても頭はまだ寝ぼけていて、欲望に逆らうことなく素直にドアを開ける。
「ごめん、寝てた?」
あたしの寝グセを見てミユキが笑う。
「いいでしょ、別に」
「悪いなんて言ってないだろ?泣いてるより、ずっと良いよ。ほら、これ」
ミユキはあたしに、メープルシロップがたっぷりかかった出来立てのパンケーキが乗ったお盆を渡し、廊下を引き返そうとした。
「アユミ、パンケーキ食わないか?」
目は開いても頭はまだ寝ぼけていて、欲望に逆らうことなく素直にドアを開ける。
「ごめん、寝てた?」
あたしの寝グセを見てミユキが笑う。
「いいでしょ、別に」
「悪いなんて言ってないだろ?泣いてるより、ずっと良いよ。ほら、これ」
ミユキはあたしに、メープルシロップがたっぷりかかった出来立てのパンケーキが乗ったお盆を渡し、廊下を引き返そうとした。

