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みにくいオンナノコ
第3章 ・・・03
「ただいま」
「お帰り」
「お母さん
今日、私ね…処女捨てた」
母は料理を作る手を少し止めた
「そう
避妊だけはしっかりすることね」
「うん
お母さんありがとう」
母は相変わらず私に何も深く聞かないし何かを説教することもない
ただ何かしらのアドバイスをするか相槌を打つか
ただそれだけだ
「あと、私少しだけ顔をいじりたい」
「どこを」
「目を大きくしたいの」
「すればいいじゃない
あなたはお父さんに似て少し目が小さいものね」
「だから
お金…貸してほしい」
「…いいわ
援助交際なんてされたらたまらないしね」
母はどこまでも感情の読めない人だ
お父さんが死んでからそうなったんだけど

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