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みにくいオンナノコ
第18章 ・・・18
やっと誰も来なくなって私はレジの前で少しだけしゃがみこんだ
きっとさっきのわざとなんだ…
ヒロは隣の部屋を清掃している私がいるってことを知ってて
ああいうことをしたんだ
ヒロって…そういう人だから
「サエちゃん?」
「はいっ!」
「ごめん、俺ちょっと社長に呼ばれちゃってさ
ついでに新しいバイト入ったってことも伝えてくるから
1時間くらい店番できるかな?」
「大丈夫です!はい!」
「1時間だけだから
清掃は…あとでまた再開すればいいから」
「ごめんなさい…」
「気にすんなって
俺のこと少しは頼ってほしいなー
おっさんじゃダメかな?」
シバさんは少しだけ笑った
「いやっもう!全然!すごく頼りにしてます!
し過ぎて迷惑だったらちゃんと言ってくださいね!」
「そっかそっか、それはよかった
じゃぁよろしくね」
「行ってらっしゃいです!」
シバさんは足早に大きめなカバンを持って店を出て行った
しばらくはお客さんも入ってこない時間帯だし
少しゆっくりしよう

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