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みにくいオンナノコ
第16章 ・・・16
「じゃぁ、繋ぐ?」
「えっ、いいのかよ」
私はユウマの方に手を伸ばすとそれを恥ずかしがりながらも繋ぎ返してくれた
「なんか、こういうの照れる」
「私だって慣れてないわよ」
「えへへへ」
「キモイ」
そうこうしている間にヒロは一服し終わって戻ってきて早々
私とユウマが手を繋いでいるのを見て少しだけ不機嫌な顔をした
「ヒロ君!ミク達も繋ごうよ!」
「やだ、俺人と手繋ぐの苦手なもんで」
「えーーーーー!!やだー!」
「勝手に腕にくっついてりゃいいだろ。猿みたいに」
「猿ってなによー!!」
騒がしいミク達に私とユウマはただそれを見ながら着いて行く
本当は
この時気付いてたんだ
自分の本当の気持ちに
だけど
逸らしてた
どうせ自分なんてミクみたいに可愛くもないし、正直に自分の気持ちをあぁいう風に出せっこないし
ヒロの隣で楽しそうにしているミクがすごく
羨ましかった

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