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みにくいオンナノコ
第2章 ・・・02
「前に言ってた子でしょー?
正直そこまでブスじゃなくねー?」
「こいつ、最近化粧とかなんとか覚えだしてさー
調子乗ってたんだもん
ね、みんな」
「そうそう
前までは私たちと一緒にいても逆に目立っちゃうくらい地味な女だったのに」
何を言ってるのみんな…
「カナ…は…友達だと…」
「あんたと友達なわけないじゃん
一緒にいたらなんか面白いからからかって一緒にいたりしてただけ
そんなのも気付かなかったの?」
「おーおー女子は怖いねー」
「それより見ろよ、セクシーな下着つけてやがんじゃん
こりゃ俺らとやる気満々だったってことだよな?」
私はずっと友達だと思っていた
カナだけは私の…
それなのに…
影でコソコソ私のことを笑っていたんだ
周りの子に私のことをネタに話して楽しんでいたんだ…
私はこのとき
心がポッカリ穴が開いてしまったかのような気になって
今の状況でさえどうでもいいと思えた

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